年報_第4号(電子ブック用)

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年報2011年第4号Miki-Sanyo Hospital適時調査を受けて企画課長伊藤昌紀今年度の三木山陽病院に大きなインパクトを残したのが、平成23年12月13日の近畿厚生局の適時調査でした。たった3週間前の11月21日付の封書で突....

年報2011年第4号Miki-Sanyo Hospital適時調査を受けて企画課長伊藤昌紀今年度の三木山陽病院に大きなインパクトを残したのが、平成23年12月13日の近畿厚生局の適時調査でした。たった3週間前の11月21日付の封書で突然やってきました。本来は定期的に行われるものだとは話には聞いていましたが、平成8年に三木山陽病院が開設されてから一度も行われたことはなく、正直ずっと行われないのでは、ぐらいにしか思っていませんでした。中身を見て最初に思ったことは「なぜうちなんだろう」でした。病院長に報告しましたが、「病院にはこういう刺激があった方がいいんだ。」と前向きに捉えられていました。適時調査とは近畿厚生局に届け出ている施設基準が遵守されているかの調査ですが、“間違えていました、やっていませんでした、今後は注意します”、では許されません。返還や指定医療機関の取り消しまでも想定されました。見直しをしたところ、施設基準はすべて満たしていましたが、それを証明する書類等に不備がみられました。また計算方法の間違いに気が付いて、慌てて正しい計算を行ったところ、それでも基準はクリアしていた、という結果オーライのものもありました。それらの整理、修正を行い何とか当日を迎えることができました。当日の調査は指摘事項はいただきましたが、大きな問題もなく改善報告書の提出で完了しました。今回の調査で事務部では定期的な基準の確認、それに伴う書類の整備、管理の必要性を、医局、看護部、診療部には施設基準の届出状況や基準について十分に理解してもらう必要性を改めて感じました。今後は定期的に適時調査は実施されるそうですが、それがあるからではなく、保険医療機関の務めとして施設基準の遵守、管理を行っていきたいと思います。13