年報_第4号(電子ブック用)

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年報2011年第4号【NST委員会】<活動内容>2011年度、NST委員会では栄養に関する情報発信の場であったかと思います。外科が始まり、手術の感染症等の合併症予防のために術前に免疫力を高めるとされる免疫賦活経腸栄養....

年報2011年第4号【NST委員会】<活動内容>2011年度、NST委員会では栄養に関する情報発信の場であったかと思います。外科が始まり、手術の感染症等の合併症予防のために術前に免疫力を高めるとされる免疫賦活経腸栄養剤を導入しました。また、術後も早期の栄養療法を開始できるよう外科の針生先生と連携し、個々の栄養状態を検討しています。また、経腸栄養剤の種類やPEGの管理方法等を検討しました。経腸栄養剤では、逆流や繰り返す誤嚥性肺炎に対応できるよう、半固形栄養剤を、また病態別に細かく管理できるよう無脂肪の経腸栄養剤の導入を致しました。PEGの管理方法としてはPEG造設術前術後の管理方法を統一できるよう、PEG造設パスを作成中です。【臨床研修管理委員会】<活動内容>今年度初めて臨床研修医を受け入れました。といっても三木市民病院の研修プログラムの中で地域医療、特に療養病棟における研修を1週間担当しただけです。大学病院や大きな公立病院の医療だけでは、救急医療、急性期医療を終えた患者さんのその後の経過を知る機会はほとんどありません。生命予後だけでなく社会的予後を含めた長期的な臨床経過を知ることは臨床医として必要不可欠です。この研修では急性期医療を終えた、特に高齢者の臨床経過、実態を知り、その問題点を分析することに主眼を置きました。初めての臨床研修医S君は卒後2年目の研修医で、医療の全体像をほぼ理解した将来の臨床医として期待できる好青年でした。76