病院長 ご挨拶
三木山陽病院 病院長藤井郁三
救急医療と高齢者医療へのこだわり
我々の社会貢献はこの地域の医療を守り続けることです。私自身は2000年2月に希望叶って当院に赴任いたしました。早いもので三木市の地域医療に携わって今年で25年目になります。現在の三木市の65歳以上の人口割合は35%を超えています。この20年で15%も増加しているのです。当院は前院長の方針を受け継ぎ“救急医療と高齢者医療”にこだわり注力して参ります。
患者様一人一人にやさしさと安心を届ける医療
病院は患者様にとって非日常の一日を経験する場所であることを医療関係者は深く理解することが必要です。「私は病気なのか。もしかすると癌かも」「今日の検査結果が悪かったらどうしよう」など患者様の内側にネガティブな感情が交錯していることを真摯に受け止め、適切な医療と安心につながる一言を添えることだと思っています。現状を伝えることは簡単ですが、医療関係者が伝える一言で救われる思いがあることを知っていることも重要です。
すべての職員がやりがいを実感し、
生き生きと仕事ができる環境を追求する
2024年4月から医師の働き方改革が始まります。病院全体として働き方改革に取り組む必要があります。当院でも業務の効率化や職場内の助け合いが自然に行える環境を追求し、さらに多職種がそれぞれの立場を尊重し安心して意見を出し合える環境を作ることで、仕事にやりがいを感じるようになり、各個人の成長・自立が良質のチーム医療につながると考えます。前院長が築き上げた三木山陽病院の基礎と骨格を基にして職員一人一人が自立し成長できる環境を整えることが私の使命と考えています。
これからもウイルス感染症など、様々な問題に直面すると思いますが、職員が一致団結し一つ一つの経験を糧にしてより良い医療をご提供できるよう、そして地域の皆様に信頼される病院であり続けるように全力で医療活動を展開して参ります。