理事長 ご挨拶
三木山陽病院 理事長
森田 須美春
30周年を迎えて
2026年に病院誕生から30周年を迎えました。それなりに順調に歩んでまいりましたが、2020年の新型コロナウイルス感染症の出現は、社会的に大きな影響を及ぼし、病院においてはもっと大きな影響を受けたかもしれません。患者さんの病院への受診形態も変化し、さらには人間としての生き方にまで影響を及ぼしています。
病院運営は厳しいものがあります。COVID-19の影響はもちろんですが、社会情勢の変化に伴う医業経費の増大も大きくかかわっています。確かに当院も例外ではありません。しかしそんなことは患者さんには何の関係もありません。
地域の中で存在意義のある病院として私たちのできることを、今まで以上に頑張ってやるだけです。私たちの基本姿勢はずっと変わりません。
地域に寄り添う医療を続けるために
まず何よりも救急医療です、地域の皆さんが困っている今その時、夜中であろうがいつでも対応することが病院の重要な役割と考えています。たいていの緊急時の医療はできます。
もう一つは言うまでもなく高齢者医療です。入院を要する患者さんの多くは高齢者であり、一つの病気を診るのではなく、その患者さんが持っているすべての問題点を総合的に判断して診療を行うことが重要になります。決して簡単ではありませんが私たちの得意とするところで、専門分化された大きな病院よりスムーズにかつ適切に対応できるかもしれません。また、専門病院ではマニュアルやガイドラインに則り無理と判断された治療でも、その人にとって必要であるなら、しないのではなく、ぎりぎりまでやる選択をすることもあります。その人のために全力を尽くします。世の中の言う延命治療ではありません。
一人ひとりに、本当の優しさを
一方で、残念ながら人の命には限界があり最期を迎えざるを得ないことも少なくありません。生きるときも、送るときも目の前にいる患者さんに対して、医療人として本当の優しさを発揮できることは私たちの病院において最優先事項の一つです。ここまで30年妥協することなく努めてきましたが、もうこれで良しとはなりません。優しさが普通の日常になるように私たちはまだまだ精進しないといけないと思っています。
そんな病院でありたいと思っています。
病院長 ご挨拶
三木山陽病院 病院長
藤井 郁三
地域に寄り添い、30年
当院のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
当院は開設以来30年、「人にやさしく接すること」を何よりも大切にしながら、地域に根ざした医療を提供してまいりました。私たちは地域医療・高齢者医療・救急医療の3つを柱として、地域の皆さまが住み慣れた場所で安心して暮らし続けられるよう努めています。
地域医療と高齢者医療への取り組み
地域医療とは、病院だけでなく地域の診療所、行政、福祉・介護関係者が連携して健康と暮らしを支える仕組みのことです。当院では日常の診療はもちろん、介護や在宅医療に関する相談にも対応し、患者様やご家族が安心して生活を続けられるよう支援しています。
また、高齢者医療においては、病気が回復しても筋力や身体機能が十分に戻らず、日常生活に不安を抱える方も少なくありません。そのような場合には、リハビリテーションの継続やデイサービスの利用調整、短期入所施設や長期療養施設の案内など、一人ひとりの状況に応じた支援を、この地域を熟知したスタッフが患者様とご家族に寄り添いながら最適な選択を提案いたします。
三木市の高齢化率は約35%と全国平均(2025年推計:29.4%)を上回っています。高齢の方は複数の疾患を抱えていることも多く、診療科が細分化された総合病院よりも、当院のような中規模病院は小回りの利く診療体制を活かし、診療を迅速かつ総合的に提供できることが強みです。もちろん、より専門的な治療が必要な場合には適切な専門医療機関へ速やかに紹介いたします。
地域を支える救急医療
病気は突然起こります。
当院では急な体調不良などの緊急時にも、地域の皆さまに安心して頼っていただける病院を目指しています。救急医療は地域医療を支える重要な役割であり、症状の軽重を問わず診療を必要とされる患者様をできる限り受け入れる姿勢を大切にしています。
心と技術の調和を目指して
医療技術はもちろん大切ですが、それ以上に私たちが大切にしているのは人と人とのつながりです。型どおりの流れ作業のような診療ではなく、患者様やご家族の気持ちに耳を傾け一人ひとりに寄り添った心のこもった優しい医療を提供してまいります。
当院の理念は “心と技術の調和した、優しく信頼される病院に” です。
この理念のもと、全職員が力を合わせ、地域の皆さまに安心と信頼を提供できる病院であり続けられるように日々努力を重ねてまいります。